金沢

先週末から昨日まで仕事で金沢へ行ってきた。初めて訪れた金沢、加賀百万石の中心地と言えど、もっとローカルな雰囲気のところかと想像していたのだが、実際にはかなりの都会で驚いた。仕事に関係なく自由に行動できたのは日曜の午後3時すぎから月曜日の午前中まで。金沢に向かう前日まで当地の仕事の準備に追われていたので、金沢21世紀美術館以外はどこに行こうとか決めていなかった。

日曜日の午後は金沢21世紀美術館へ。月曜日は美術館が休みになるからなんとしても日曜日じゅうに行かねばならない。翌日は小雨模様のなか、兼六園武家屋敷跡、香林坊、片町、長町などをひたすら歩き回る。日本で最古の噴水と言われる兼六園の噴水は少し上の方にある大きな池を水源にしていて、池の水面との高低差でもって噴水になるというもの。水の高さは3.5mほどで、上にある池の水位の変化で少しずつ変わるというのが面白かった。

最近はどこへ行っても地元の観光協会が出している案内パンフなんかが充実しているから、ガイドブックなしに乗り込んでもなんとかなる。

紅葉の時期もいいだろうし、うっすらと雪化粧してもこの街雰囲気いいだろうな・・・。また来よっと。

それにしてもやはり感じたのは都市光景の均質化が進む日本にあって金沢も例外でないということである。先日函館に行ったときもつくづく感じたのだが、どうして日本ではどこも同じようなターミナル駅ばかりが新築され続けるのだろうか。かつてはその駅独特の番線表示や案内板にその街の雰囲気というか匂いのようなものを微妙に感じとれたものである。機能的で便利になった反面、駅の醸し出す雰囲気が旅の印象に与える影響はずいぶん薄れた感じがする。

金沢の画像