「昭和平成の大仏大観音」

「昭和平成の大仏大観音」というウェブサイト。 比較的最近作られた大仏観音も、こうして集めてみるとなかなか壮観な感じがする。 こういうおよそまともに注目されない分野について、それぞれサイト作成者の想像があたっているかどうかはわからない部分もあるが、とにかく自分の足で訪ねてその製作の意図と由来を理解しようとしている姿勢がいい。 高崎観音あたりは知っていたけれど、後はまったく知らないものばかり。それぞれの地域では有名なのだろうか? 22haの土地に日本一の五重塔、380億円もかけた日本最大の越前大仏・・・、こんなものが作られているとは・・・。それにしてもHPが無料のYahoo!ジオシティーズなのはこういうわけだから? --------------------- なんかえらいことになっているようで・・・。 http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/... スポーツ報知2007年10月26日紙面より そして大仏だけが残った? 福井県勝山市は25日、同市内にある清大寺(せいだいじ)の五重の塔(高さ約75メートル)や講堂などを、11月26日から公売にかけると発表した。境内には日本最大級で知られる高さ約17メートルの「越前大仏」が存在。五重の塔と並ぶ同寺の目玉的存在だが、所有者の名義が別のため、今回差し押さえの対象にならず、公売を逃れた。今後、五重の塔の処遇次第では、寺に大仏だけがポツンと取り残される可能性が出てきた。  清大寺は「関西のタクシー王」と呼ばれた実業家の故・多田清氏が「生まれ故郷の観光名所になるように」と建設。総工費約385億円をつぎ込み、5年かがりで1987年に完成した。  この寺の象徴が、日本最大級のスケールを誇る越前大仏と五重の塔。有名な奈良の大仏より2・1メートルも高い約17メートルの越前大仏。そして今回、公売の憂き目となった五重の塔も高さ約75メートルと、法隆寺(31・5メートル)や東寺(54・8メートル)といったメジャーどころを上回る大きさだ。  勝山市によると、近年の年間来場者数は6万7000人前後。開設20周年の今年は、大仏殿でロックグループのX-JAPANのToshiさんがライブを行うなど節目の年を盛り上げた。  公売に至ったのは、多田氏の親族が経営していた旧相互不動産(勝山市)と親会社の相互タクシーが経営悪化などで法人市民税や固定資産税を滞納。02年までに滞納額は計40億円に上ったため、市は同社が所有していた五重の塔などを差し押さえていた。ところが、大仏だけは難を逃れることになった。  同寺は2002年に観光寺から宗教法人に移行。その時、宗教施設の中核をなす大仏をはじめ、大仏殿や大門など敷地内にある建造物の一部を旧相互不動産から寄付されており、今回の市の差し押さえ対象にはならず、公売を免れた。  公売されるのは五重の塔のほか、講堂、宅地、境内の日本庭園など延べ約3万4000平方メートルで、見積価格は計35億円。入札参加者は11月27日までに公売保証金3億5000万円を勝山市の所定口座に振り込む必要がある。入札結果の発表は11月29日の予定。  いずれの物件も高額なため「買い手が現れるかどうか未知数」(勝山市)と公売の難航も予想される。取り残される形の大仏は建立から20年と歴史は浅いが、市民の間では年月とともにその重みは増しつつあるという。五重の塔の買い手によっては、大仏を取り囲む環境が一変する可能性もある。  ◆公売 官公庁の公機関が国税徴収法に基づき、税金滞納者の不動産などの財産を差し押さえ、強制的に行う売買。その売却代金の中から滞納金を徴収する。公売に対し、民間が行うのは「競売」と呼ぶ。  ◆五重塔 仏舎利(仏の骨)を納めることを本来の目的とした建造物・仏塔のひとつ。各層を積み重ねた構造で、塔の中央に立つ心柱は各層とは直接つながっていないのが特徴。耐震性に優れているとされる。世界最古の木造建築である奈良・法隆寺五重塔(7~8世紀に建立)が有名。現在、国宝や重要文化財に指定されている五重塔は、山形の双黒山や京都の東寺など22基ある。