アキバの惨劇

最近では休日の東京の歩行者天国も減りつつあるようですが、万世橋から秋葉原を通って末広町あたりまでの歩行者天国は道幅も広く、晴れた日には秋葉原に来る人波のなかに広がる開放感が気持ち良くて好きです。

今度の事件が起きたのは 万世橋から北に向かい総武線のガードをくぐって少しのところにある大きな交差点で、秋葉原駅から北方面にあるお店に向う人たちが必ずといっていいほど通る場所です。あの交差点はおそらく秋葉原でも最も通行人の多い場所でしょうか。一本裏道に入ると、パソコン部品などを売る小さい店がたくさんあり、休日にはシャッターの下りた店の前にたくさんのジャンク屋が陣取って、古いノートパソコンやら何やらを並べ、そこに掘り出し物目的の人々が群がるという一種独特な雰囲気も漂っています。

亡くなった方が本当に気の毒です。

以前ほどは秋葉原には行かなくなりましたが、あの交差点は今でも行けば必ず通る場所ですし、アキバの原風景の一つです。同じように感じている方もおられるかと。

なにか大変なことが起きてしまったという気がします。

少しでも離れたところで事件が起これば逃げようもあるが、すぐ近くでやられれば本当に避けようがない。こういう事件があるとちょっと人の多い場所に行きたくなくなりますね。正直な話、普段から僕は出かける時、「今日もちゃんと帰ってこられるのかな」とふと思うことがあります。

大げさでしょうかね。