Amazon.com再考
このところ少し時間的余裕が出来るようになったことから、本屋でゆっくり新刊を探せる時間がとれるのが嬉しい。
出版されてはさして注目されずに消えていく本。良書だろうとそれは同じ・・・。
さて本屋と言えばアマゾン。140億円の追徴課税ですか。
このインターネット時代、なにしろウェブにつながっていれば在庫はパッとわかるし、便利なことこの上ないけれど、長い目で見れば地域の小さな本屋は潰れるし、日本の国民から吸い上げられたお金は米国に渡って、日本に残らない。こんなニュースに接すると、あのどんどん巨大になっていくサイトにアフェリエイト貼ってていいものなのかと考えてしまう。
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アマゾン:140億円の追徴課税 不服と2国間協議申請
米国のインターネット販売大手「アマゾン・ドット・コム」の関連会社が東京国税局の税務調査を受け、05年12月期までの3年間で延滞税を含め約140億円の追徴課税を受けていたことが分かった。アマゾン側が米国で申告していた日本国内の売り上げについて、日本で申告すべきだったと指摘したとみられる。アマゾンは指摘を不服とし、日米の2国間協議を申請。両国の税務当局間で協議している。
指摘をうけたのは、北米以外の販売を統括している「アマゾン・ドット・コム・インターナショナル・セールス」(米シアトル)。
関係者によると、セールス社は日本国内でインターネットを通じて書籍やCDを販売する際、「アマゾンジャパン」(東京都渋谷区)と「アマゾンジャパン・ロジスティクス」(千葉県市川市)に商品の発送業務などを委託。セールス社は支店などの恒久的施設を日本国内に持たないため、日米租税条約に基づき日本に納税する必要がないと判断し、申告しなかった。
しかし、国税局はアマゾン側の営業実態が日本国内にあり、数百億円の所得を申告すべきだったと認定したとみられる。
アマゾン・ドット・コムは08年度の年次報告書で課税処分を受け、現在、日本の国税当局と協議していることを公表している。アマゾン社は95年設立。日本語サイトは00年に開設された。
本日の収穫(HOにて)
市販されているカセットテープの種類は減り続けているが、リサイクルショップなどでも出物はすっかり減っている。
そんななか今日仕事帰りにHOで見つけたSONYの古い未開封の「HF」。
懐かしいパッケージ。一本50円也。
1980年代前半、おそらく1983年頃のものと思われます。
ブルートレインがなくなる・・・
東京-九州間を走るブルトレが来年3月で全廃らしい。
まぁ、あれは車輌がつまんないんだよなぁ・・・。
トイレ・シャワー付きの個室とかないし、はっきり言って何のアイディアもなしにただ昔のままに運行しているという感じだった。東京-九州のブルトレはだいぶ前に食堂車がなくなったけど、利用者が減る→食堂車など廃止(魅力の低下)→さらに利用者が減るみたいな感じで悪循環のような気がしていた。
でも北斗星の「ロイヤル」は今でもなかなか予約取れないみたいだし、これまた引退した「夢空間」を走らせれば予約が殺到していたのだから、寝台列車というか鉄道の長距離旅行に「異空間」を求めている人はいっぱいいると思うけどね。
北斗星も毎日一往復に減らされたし、トワイライトエキスプレスにも早く乗っとかないと(笑)
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http://mainichi.jp/select/today/news/...
JR東京駅からブルトレが消える--。戦後の復興期から約50年間にわたって首都圏と九州方面を結び続けた唯一のブルートレイン(寝台特急)「はやぶさ」(東京-熊本間)「富士」(東京-大分間)が来年3月のダイヤ改正で姿を消す。東海道・山陽本線を併結運転してきた最古参のブルトレは新幹線や航空機との競争に敗れ、廃止に追い込まれた。東京駅を起点としたブルトレは全廃となり、58年10月の運行開始以来、半世紀の幕を下ろす。
ブルトレは客車がブルーの寝台特急。東海道・山陽新幹線の速度向上や航空各社の割引、低料金の長距離高速バスの参入で苦戦を強いられてきた。JRグループは列車の統廃合を進めたもののブルトレ発祥の東京駅始発着にこだわった。一方で、鉄道ファンの要望を受け、九州方面唯一のブルトレを存続してきた。
しかし、運賃・料金の割高感や車両の老朽化、車内サービスの低下もあって敬遠され、07年度の乗車率は87年度のJR発足当初と比べて5分の1以下の10%台に落ち込んだ。季節によっては「空気を運んでいる状態」だった。このため11年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開業を控え「ブルトレの社会的使命は終わった」と判断した。
勇退が決まった「はやぶさ」は58年10月、東京-鹿児島間に特急列車としてデビュー。2年後にブルトレ編成となり、48年間にわたって東京-九州間をひた走った。ロビーカーを連結するなど最先端の設備を整えた青い客車を重厚な電気機関車がけん引し、鉄道ファンの人気を博した。05年3月から「富士」と東京-門司間を併結運転している。
もう一つの「富士」は戦前の29年9月、東京-下関間の特急列車に付けられた国内最古の列車名を継承。東海道新幹線が開業した64年10月に運行を開始した。
はやぶさの営業距離は約1293キロ、所要時間は17時間46分、運賃は2万4150円(B個室)。富士は約1240キロ、17時間14分、2万3730円(同)。
来年春以降も引き続き運行されるブルトレは「北斗星」(上野-札幌間)▽「あけぼの」(同-青森間)▽「北陸」(同-金沢間)▽「日本海」(大阪-青森間)の4本となる。